【ふ】から始まる美容成分を見やすく簡潔にご紹介 - プロパンジオール、プロリン等
〈ふ〉
■ フィトステロールズ
<エモリエント成分、安定化>
植物油脂から抽出されるステロール。コレステロールに似た性質を持ち、皮膚への吸収性が高く、エモリエント効果がある。肌を乾燥から守る保湿剤や、乳化を安定させる界面活性剤の原料として使用される。
■ フィトスフィンゴシン
<アンチエイジング、抗炎症、抗酸化>
皮膚に存在する保湿成分セラミドを構成するスフィンゴイド塩基の一種。遊離状態で角質層に存在する。プロテインキナーゼCを阻害し、細胞の老化を抑制する。セラミドの合成を促進し、抗炎症作用、抗酸化作用がある。
■ フェニルアラニン
<保湿>
必須アミノ酸の一つで、タンパク質生成に不可欠な原料。精神を高揚させ、血圧を上昇させ、記憶力を向上させる。
必須アミノ酸強化剤として、また化粧品の保湿成分として使用される。
■ フェノキシエタノール
<防腐剤>
グリコールエーテルの一種。殺菌作用があり、特にグラム陰性菌に有効。パラベンなど他の防腐剤と併用することで、抗菌・殺菌効果を高める。香水の香りを長持ちさせる保香剤としても使用される。
■ ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
<防腐剤、抗菌剤>
カルバミン酸誘導体。真菌やカビに対する有効な防腐剤として広く使用されている。パラベンに比べ、真菌に対する最小発育阻止濃度が低く、抗菌効果が高いため、パラベンに代わる有効な防腐剤として使用されている。
■ ブチレングリコール
<基材、保湿剤、防腐剤、溶剤>
アセトアルデヒドを合成して得られる多価アルコール。適度な保湿性と抗菌性を持つ。グリセリンよりもべたつきが少なく、さっぱりとした使用感。
皮膚刺激がほとんどないため、保湿剤や保香剤として化粧品に広く使用されている。
■ フラビンアデニンジヌクレオチド2Na
<美白>
リボフラビンとアデノシン二リン酸の縮合物。エネルギー代謝に重要な役割を果たす補酵素。
エネルギー代謝に重要な役割を果たす補酵素。乳液、クリーム、美容液に使用される。
■ プロパンジオール
<基材、保湿剤、防腐剤>
植物のデンプンを発酵させて得られる多価アルコール。清涼感があり、抗菌作用がある。
グリセリンなどと併用すると優れた保湿効果を発揮します。スキンケア化粧品やシャンプーなどの保湿剤、製品安定剤として使用される。
■ プロピレングリコール
<基材、保湿剤、防腐剤、溶剤、透明性>
無色・無臭の透明な液体で、グリセリンに似た性質を持つ。グリセリンよりも粘度が低く、さっぱりとした感触で、保湿剤として使用される、
可溶化剤としても使用される。グラム陰性菌に対する抗菌作用もある。
■ プロリン
<保湿>
コラーゲンの原料となるアミノ酸の一種。肌にうるおいを与える天然保湿因子(NMF)として重要な役割を果たす。スキンケア化粧品やヘアケア製品に配合されている。