【遺伝子を活性化!】老化防止に役立つNMNとは?その効果と摂取方法をご紹介
エイジングケアに最適な成分として世界中で注目されている「NMN」。人間の体内にも存在し、若々しい肌や体を保つために欠かせない成分です。
今回は、NMNの3つの効果と摂取方法について詳しく解説します。また、点滴療法、サプリメント、食事からの摂取の違いについてもご紹介します。
NMNとは?
NMNとは、「ニコチンアミドモノヌクレオチド」の略称です。ビタミンB3グループの一成分で、ヒトの体内でも生成されます。
NMNの働きの一つは「サーチュイン遺伝子」を活性化することです。サーチュイン遺伝子は、人間の老化や寿命に大きな役割を果たしており、「若返り遺伝子」や「長寿遺伝子」とも呼ばれています。
しかし、NMNは加齢とともに減少する成分といわれ、0~1歳の間に最も多く、その後は加齢とともに確実に減少する。近年、NMNを含むサプリメントや点滴が老化予防の手段として注目されています。
NMNの効果とは?
NMNはサーチュイン遺伝子を活性化します。ここでは代表的な3つの効果を紹介します。
①老化防止効果
NMNにはアンチエイジング効果が期待されます。サーチュイン遺伝子が活性化すると、肌のターンオーバーが正常化し、肌のキメが整い、水分量が増えてみずみずしい肌になります。
さらに、サーチュイン遺伝子は老化の原因のひとつである「活性酸素」を除去すみす。その結果、肌のハリや弾力が維持され、シワやたるみが抑制され、若々しい肌を保つことができます。
②身体機能の改善が期待できる
NMNは活性酸素を除去することで細胞の損傷を抑制するため、全身の機能向上が期待できます。全身の代謝が活性化することで、基礎代謝の向上や体力の増強を実感できます。
また、睡眠の質を高めることで、熟睡感や疲労回復が期待できます。慢性的な不眠や疲労でお悩みの方にもおすすめです。
③生活習慣病の予防
サーチュイン遺伝子を活性化することで、以下のような生活習慣病を予防することができます。
・神経疾患
・糖尿病
・肥満
・認知症
サーチュイン遺伝子を活性化することで、肥満、認知症、その他多くの病気を予防することができます。
活性酸素が除去されることで、細胞の損傷が抑制され、細胞の修復が改善されるからです。さらに、NMNは血管を若々しく保ち、必要な栄養素が細胞に届きやすくします。
このように、NMNは健康と美容に有望な成分です。また、NMNは枯渇時に直接体内に投与することで補うことができ、摂取方法も非常に簡単です。
NMNの摂取方法
NMNは以下の方法で摂取することができます。
・静脈注射
・サプリメント
・食事
サプリメントと食事は、NMNを摂取する最も一般的な方法です。それぞれの方法の長所と短所を紹介します。
静脈注射
NMNの最も一般的な摂取方法は点滴療法であり、NMNを直接体内に投与するため吸収率が高く効率的であるという最大の利点があります。
NMN点滴の市場価格は1回3万円前後であるため、コストや複数回の通院の手間がデメリットとして挙げられることもあります。
また、点滴を受ける際に内出血や血管痛のリスクもあり、NMN点滴はこれらのリスクやデメリットを理解した上で医師と相談する必要があります。
サプリメント
NMNはサプリメントとして摂取することもできます。サプリメントは点滴に比べ吸収率は低いが、毎日無理なく摂取できます。
忙しくてクリニックに通えない方や、できるだけコストを抑えながらNMNを補いたい方には最適な摂取方法です。
食事からの摂取
NMNは食事から摂取することもできます。特にNMN含有量の多い食品は以下の通りです。
・ブロッコリー
・アボカド
・枝豆
などです。
しかし、点滴やサプリメントに比べると、ブロッコリーやアボカドに含まれるNMNの量は非常に少なく、100mgのNMNを摂取するためには、これらの野菜を40kg食べる必要があります。
したがって、食事から必要量のNMNを摂取するのは現実的ではありません。
NMNはどのくらいの頻度で摂取すればよいのか?
NMNは日々減少するため、毎日摂取することが推奨されており、1日の摂取目安量は250~350mgです。肌や体のエイジングケアをしっかり行いたい方は、1日1回の摂取が理想的です。
NMNは何歳から摂取すればよいですか?
個人差はありますが、40代のNMN量は20代の半分以下であり、40代になると急激に減少することが知られています。そのため、40代は特にNMNの摂取が望ましいと言われています。
また、健康や美容への意識が高い人は、若いうちからNMNを摂取した方が良いと言われており、体内のNMN量が多い20~30代にNMNを摂取することで、老化防止につながると言われています。
NMNに副作用はありますか?
現在のところ、NMNによる重篤な副作用は確認されていません。ただし、ビタミンB群の過剰摂取で以下のような症状が認められているように、NMNの過剰摂取でも起こる可能性があります。
・消化不良
・下痢
・便秘
・嘔吐
・肝機能の低下
上記の症状は一般的ではなく、NMNは推奨される摂取量と摂取方法を守る限り、安全な成分です。
NMNは栄養補助食品として摂取することが推奨されています!
NMNは毎日摂取すべき成分ですので、栄養補助食品としての摂取をおすすめします。点滴よりも手軽でコストパフォーマンスが高く、食品として摂取するよりも自宅で必要量を摂取することができます。
まとめ
今回は、サーチュイン遺伝子を活性化することで身体機能や肌の老化を防ぐ、エイジングケアで話題のNMNについて解説しました。
年齢とともに感じる悩みをお持ちの方は、ぜひNMNを摂取してみてはいかがでしょうか。