【ひ】から始まる美容成分を見やすく簡潔にご紹介 - ヒアルロン酸ナトリウム、ビオチン等
〈ひ〉
■ ヒアルロン酸ナトリウム
<保湿剤>
ヒアルロン酸は、生体内に存在する酸性ムコ多糖類の一種。化粧品にはヒアルロン酸ナトリウムの形で配合されている。保水性、浸透性に優れ、肌にハリを与え、なめらかにする効果がある。保湿剤として様々な化粧品に配合されている。
■ ビオチン
<保湿剤、皮膚コンディショニング剤>
ビタミンB群の一種。皮膚に作用することからビタミンH(ドイツ語でハウト)と名付けられた。不足すると肌荒れやフケなどの肌トラブルを引き起こす。
皮膚病の予防や治療、皮膚や毛髪の成長促進に用いられる。
■ ヒスチジン
<保湿、毛髪再生>
生体内に存在するアミノ酸の一種。皮膚や毛髪を柔軟にし、潤いを与えるほか、毛髪のパサつきを抑え、毛髪内部を補修する。皮膚コンディショニング剤や毛髪コンディショニング剤として使用される。
■ ヒスチジンHCL
<保湿>
脱脂大豆加水分解物から得られるリジンの分解副産物。成人の体内では合成されるが、子供の体内では生成されず、必須アミノ酸に分類される。肌や髪に潤いを与え、柔軟性を向上させるため、スキンケア化粧品やヘアケア製品に使用されている。
■ ヒドロキシエチルセルロース
<増粘、分散>
植物の細胞壁の主成分であるセルロースに酸化エチレンを付加して水溶性にした高分子化合物。
水溶性の粘度安定化、皮膜形成に優れる。化粧品、医薬品、塗料などの増粘剤、分散剤として使用される。
■ ヒドロキシプロリン
<保湿、細胞活性化、美白、皮膚コンディショニング剤>
コラーゲンのみに含まれるアミノ酸の一種。表皮細胞の増殖を促進し、コラーゲンと同等以上の保湿効果があり、線維芽細胞によるコラーゲン産生が特徴で、皮膚コンディショニング剤として使用される。
■ ヒドロキシプロピルシクロデキストリン
<乳化剤、キレート剤>
グルコースからなる環状オリゴ糖。水に非常に溶けやすく、疎水性の有機化合物を環状構造内に包み込む性質がある。
乳化剤やキレート剤として使用され、カプセル化された物質の水溶性や光・熱安定性を向上させる。
■ ヒメハギエキス
<保湿、抗炎症、抗酸化>
ヒメハギ科の多年草であるイトヒメハギの根と根皮を乾燥させたエキス。漢方では「温滋(オンジ)」と呼ばれ、物忘れの生薬として用いられる。保湿、抗炎症、抗酸化作用があるため、スキンケア化粧品にも使用されている。
■ ピリドキシンHCL
<皮脂の分泌を抑える>
必須アミノ酸およびビタミンB6に分類される化合物で、生体タンパク質の代謝に関与する。ビタミンB6が不足すると、脂漏性皮膚炎や湿疹などの皮膚トラブルを引き起こす。
湿疹などの皮膚トラブルを引き起こす。皮脂分泌をコントロールし、肌荒れを防ぐ成分。
■ ピルビン酸
<保湿、皮膚コンディショニング剤>
代謝系(炭化水素、アミノ酸、タンパク質など)の中間体で、生体内に広く存在する有機酸の一種。代謝を促進する特徴がある。
■ ビルベリー果実エキス
<保湿、酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤>
ブルーベリーの一種で、別名ホワートルベリー。アントシアニン色素を豊富に含み、ヨーロッパでは目の健康維持に使用されている、
薬としても使用される。保湿効果や抗酸化作用があるため、皮膚コンディショニング剤としても使用される。
■ ビワ葉エキス
<抗炎症作用、抗アレルギー、美白、育毛、抗ホワイトニング、収れん>
ビワの葉から得られるエキス。ビワの葉は古くから生薬として知られ、様々な民間療法に用いられてきた。このエキスには抗炎症、抗菌、収れん作用があり、あせも、にきびなどの皮膚疾患に効果がある。