【美容業界で注目！】高い抗酸化力やアンチエイジング効果のあるフラーレンとは？
wpmaster今、医療・美容業界で注目されている美容成分「フラーレン」をご存知でしょうか？
医療・美容業界が注目する理由は、フラーレンが高い抗酸化力と高いアンチエイジング効果を持つ最先端素材であり、ナノ化技術により様々な産業での利用が進んでいるからです。
油溶性フラーレンと水溶性フラーレンの違い
化粧品業界で話題の「リポフラーレン」。化粧品選びにはいくつか注意点がありますので、リポフラーレンがどんな成分なのか、ぜひチェックしてみてください。
現代では「肌」は活性酸素の恐怖にさらされています。紫外線や大気汚染など、さまざまな要因で活性酸素は日々発生し、肌トラブルの引き金となっています。フラーレンは、肌トラブルの原因となる活性酸素を除去する力（抗酸化力）が高く、その抗酸化力はビタミンCの100倍であることが確認されています。
また、肌のくすみやたるみの原因である抗糖化作用も確認されています。糖化とは、タンパク質が余分な糖と結びついて変質・劣化することで「肌のコゲ」とも呼ばれます。パンを例にしてみます。
焼く前の生地は弾力があり、しっとりもちもちしている。
しかし、焼成が進むにつれて、生地は黄金色（黄色っぽい）に変色し、水分が失われ、表面がパリパリになり、弾力性がなくなる。これを糖化といいます。肌の場合、この現象によって肌のうるおいが失われ、弾力がなくなり、くすみ、たるみが生じます。
フラーレンには大きく分けて水溶性と油溶性の2種類がある
油溶性のフラーレンは「リポフラーレン」、水溶性のフラーレンは「ラジカルスポンジ」と呼ばれています。特にリポフラーレンとラジカルスポンジは代表的なフラーレンなので、フラーレンをアンチエイジングに役立てたい人は、まずこの2種類に注目すべきでしょう。
フラーレンの原料は炭素で、もともとは黒い粉末です。
リポフラーレンはスクワランオイルと混ぜた液状で、油に溶けやすい。
■ リポフラーレンの長所と短所
▼ 長所
リポフラーレンは、しっとりとした感触で油との親和性が高く、クリーム、美容液、BBクリームなどに適しています。化粧品や医薬品などのスキンケア製品にも適しています。
フラーレンに含まれる成分はスクワランだけなので、無添加化粧品として肌の健康を気にする方にも安心してお使いいただけます。
▼ 短所
油溶性のため、油性の化粧品に限られる。
リポフラーレンでもラジカルスポンジでも、フラーレンの構造は同じなので、活性酸素を吸着・無害化する効果に違いはありません。フラーレンを配合した化粧品でスキンケアを行うと、フラーレンが表皮の角質層まで浸透し、優れた抗酸化力で活性酸素やフリーラジカルによる老化から肌を守ります。
医療業界でも注目されているリポフラーレンの特徴
リポフラーレンはビタミンCと親和性が高く、ビタミンC誘導体と組み合わせることで、ビタミンCの酸化を抑制し、美容効果をさらに高めることが期待されます。
肌を若返らせ、老化を遅らせる成分として、成長因子が注目されています。
成長因子とは、肌がもともと持っている物質で、肌細胞を作るのに欠かせません。フラーレンはこの成長因子と相性が良く、加齢とともに減少する成長因子成分を補うために、毎日のスキンケアに使用することができます。
フラーレン独自の抗酸化メカニズムは、乾燥肌、敏感肌、赤ニキビ、赤ら顔など、バリア機能が低下した肌の回復をサポートし、シミ、シワ、ニキビ、くすみ、ニキビ跡、美白、保湿、アンチエイジングなど、幅広いスキンケアにお使いいただけます。もちろん、添加物によってフラーレンの効果が低下することはありません。
そんな素晴らしい美容成分として化粧品に配合され始めてからまだ10年ほどしか経っていませんが、フラーレン配合の化粧品は40代以上の間で話題となり、その人気は衰えることを知りません。
また、リポフラーレンは化粧品業界だけではなく「医療業界」からも大いに注目されています。
日本の独立行政法人である新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は、リポフラーレンの開発に助成金まで出しています。
フラーレンが今注目されているのは、ノーベル賞まで受賞したナノテクノロジー（超小型化技術）に基づく最先端素材であり、さまざまな産業で利用価値が高まっているからです。
例えば、MRI造影剤に使用されるガドリニウムは、腎性全身性線維症のリスクを高め、脳に蓄積する有害金属です。
しかし、ガドリニウムをフラーレンに内包させると、造影効果が高まり、投与量を大幅に削減できることが明らかになっています。さらに、このガドリニウム内包フラーレンはがん放射線治療への応用が期待されており、フラーレンの柱状結晶を用いた再生医療も始まっています。
ご存知でしたか？種類別フラーレンマーク
実は、フラーレンにはいくつかの種類があります。
また、それぞれの美容成分には推奨濃度があり、その濃度で配合された商品がより効果的な傾向にあります。
そこで注目していただきたいのが、このマークです！
このマークは、化粧品中のフラーレン濃度が1％以上の場合に表示されます。
このマークを見れば、高濃度のフラーレンが配合されているかどうかが判断できます。
フラーレンには様々な機能があり、それを示すマークがあります。
フラーレンの場合、このマークが1つでもあれば、肌に有効な量のフラーレンが配合されていることになります。リポフラーレンが多く含まれている場合は「L.F.」マークをご確認ください。
■ Radical Sponge（ラジカルスポンジ）
ラジカルスポンジは世界初の水溶性フラーレンで、あらゆる製品に使用できます。
強力な抗酸化作用が長時間持続し、刺激が少ないため、ドクターズコスメの定番となっています。
■ LipoFullerene （リポフラーレン）
リポフラーレンは、クリームなどの油性化粧品に配合しても抗酸化作用は変わりません。
リポフラーレンは植物性スクワランに溶解されています。
■ Veil Fullerene（ヴェールフラーレン）
フラーレンは、化粧品やコスメティック製品に使用される天然化粧品成分です。
ヴェールフラーレンはパウダー状であるため、化粧品に使用することができます。
もちろん、フラーレンの「化粧品効果」は変わりません。
また、肌の外側から抗酸化作用を発揮するため、化粧をしながらスキンケアもできます。
■ Moist Fullerene（モイストフラーレン）
モイストフラーレンは、小さくて丸い、スキンケア効果の高い化粧品です。
ナノカプセルは丸くてとても小さいので、肌になじみやすい。
■ Sun Guard Fullerene A (サンガードフラーレンA)
抗酸化力を持つサンケア専用フラーレン。
紫外線吸収率を20％アップし、赤みも抑えます。
■ Hair Shiny Fullerene (ヘアシャイニーフラーレン)
ヘアケア専用フラーレン。
毛髪内部に浸透し、内部から抗酸化。
紫外線やキューティクルから髪を保護。
染毛剤の退色を抑制します。
フラーレン配合化粧品をご購入の際は、このマークにご注意ください。
