【多くの芸能人が愛用!】肌のハリや弾力を改善するヒト幹細胞とは?
美容マニアの間で話題の「ヒト幹細胞」。興味深い成分ですが、実際にどんなものなのか、どんな効果があるのか、知らない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ヒト幹細胞についてわかりやすく解説。成分の紹介だけでなく、美容液や化粧品の効果についても触れています。
ヒト幹細胞の種類
幹細胞とは、細胞を作り出す能力(分化能)と分裂する能力(自己複製能)を持つ特殊な細胞です。
幹細胞は主に以下の美容目的で使用されます。
・ヒト幹細胞
・植物幹細胞
・動物幹細胞
このうち、ヒト幹細胞は美容効果を求める方に特におすすめです。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
①ヒト幹細胞
ヒトの体は約37兆個の細胞で構成されており、その一つ一つの細胞を作り出す役割を担っているのが幹細胞です。
ヒト由来の幹細胞は一般的に皮下脂肪から採取され、成長因子と呼ばれる成分を豊富に含んでいます。
成長因子は体内の細胞増殖に関与するタンパク質です。成長因子が体内で増えると、皮膚細胞の働きが活発になり、コラーゲンの生成が促されることが期待されます。
ハリや潤いなどの美容効果で人気のヒト幹細胞ですが、ヒト幹細胞そのものは医療分野でしか使用が認められていません。
そのため、ヒト幹細胞を配合した市販のスキンケア化粧品に使用されている成分は「ヒト幹細胞培養液」と呼ばれています。
ヒト幹細胞順化培養液とは、皮下脂肪由来の幹細胞を培養し、幹細胞を除去して得られる上澄み液のこと。この培養液には幹細胞から分泌される化粧品成分が豊富に含まれており、肌のハリや弾力を改善するなどの細胞賦活作用が期待されています。
②植物幹細胞
植物由来の幹細胞は、植物の茎の基部や種子の胚など、分裂が活発な部分から抽出される。美容効果という点ではヒト幹細胞には及ばないが、植物幹細胞の最大の魅力は高い抗酸化力である。
エイジングケアの大敵である活性酸素の発生を防ぎ、若々しい肌を保つ。そのため、エイジングケアへの利用が推奨されている。
植物幹細胞の中でも、リンゴ由来の幹細胞は歴史が古く、広く利用されている。その他、ブドウや花由来の幹細胞も人気があり、ヒト幹細胞よりも比較的リーズナブルである。また、ヒト幹細胞よりも手頃な価格であるため、価格を抑えたい方や初めて幹細胞化粧品を使用する方にも導入しやすい。
③動物幹細胞
代表的な動物幹細胞のプラセンタは羊や馬、豚などの胎盤から抽出されます。プラセンタには、ハリや弾力を与える効果が期待されています。
ヒト幹細胞培養液の効果
ヒト幹細胞培養液は、シワ、たるみ、シミ、肌荒れなど、あらゆる肌トラブルに対応できる万能成分です。
豊富な美容効果が期待
ヒト幹細胞に豊富に含まれる「成長因子」は、皮膚細胞を活性化させる働きが特徴です。肌老化の原因のひとつは、体内の幹細胞の減少です。幹細胞は赤ちゃんの頃に最も多く存在し、加齢とともに徐々に減少していきます。その結果、細胞の再生や修復が衰え、ターンオーバーが低下し、あらゆる肌トラブルが発生します。
そこで登場するのが、ヒト幹細胞培養液です。ヒト幹細胞に含まれる成長因子などの成分を肌に与えることで、肌細胞が活性化し、肌の張りやキメが整います。
細胞の生まれ変わりをサポートすることで、ターンオーバーが正常化し、古い角質が取り除かれ、シミやくすみがケアされます。バリア機能も向上し、水分と油分のバランスがとれた理想的な肌へと導きます。
さらに、細胞の活性化とともに、コラーゲンやヒアルロン酸の生成も促進され、内側からハリと潤いのある理想的な肌へと導きます。
このように、ヒト幹細胞培養液を使用することで、肌細胞そのものが生まれ変わるため、あらゆる肌トラブルに効果が期待できるのです。
また、ヒト幹細胞培養液は、毛髪への効果が期待できることから、育毛剤にも使用されています。そのため、化粧水、美容液、乳液、クリーム、育毛剤、まつ毛美容液、サプリメントなど、あらゆる製品に使用できる万能成分です。
エイジングケアにおすすめ
ヒト幹細胞培養液の効果は、若い肌よりも、ターンオーバーが遅れがちな加齢肌の方が実感しやすい。
特に30代以上の方は、シミやシワ、乾燥など複数の肌トラブルを抱えていることがあります。ヒト幹細胞なら、さまざまな肌悩みに1品でアプローチできるので、効率よく理想の肌に近づくことができます。
もちろん、肌の老化予防としてもヒト幹細胞の使用をおすすめします。いつまでも美しい肌を保ちたいのであれば、できるだけ早い時期からヒト幹細胞を使い始めることをおすすめします。
ヒト幹細胞の安全性
近年話題となっているヒト幹細胞コスメですが、その安全性や効果について気になる方も多いのではないでしょうか。化粧品の安全性と有効性について見てみましょう。
医療現場で使用されている成分
ヒト幹細胞は、私たちと同じヒト由来の細胞から作られているため、アレルギー反応の心配はあまりありません。
ヒト幹細胞は、臓器移植や火傷の皮膚再生などの「再生医療」に利用されている。
幹細胞の安全性は極めて高く、医療目的だけでなく美容目的にも使われています。ただし、敏感肌の人がスキンケアに使う場合は注意が必要です。肌の状態によっては、細胞の活性化によって肌がヒリヒリしたり、かゆみや赤みが出ることがあります。
初めて使用する際は、パッチテストを行うか、少量から試してみるのが無難でしょう。
皮膚へのアプローチは「ヒト幹細胞培養液 」でも十分
スキンケアの場合、ヒト幹細胞培養液は十分に肌へのアプローチが可能です。
しかし、化粧品はアイテムによって配合量や処方が異なるため、一概に「ヒト幹細胞培養液」だけで効果を実感できるわけではありません。
一般的な例を以下のものです。
・ヒト脂肪細胞順化培養液
・ヒト角化細胞順化培養液
・ヒト線維芽細胞順化培養液
・ヒト神経細胞順化培養液
・ヒト歯髄細胞順化培養液
・ヒト臍帯血細胞順化培養液
・ヒト臍帯間葉細胞順化培養液