【え】から始まる美容成分を見やすく簡潔にご紹介 - エタノール、塩化ナトリウム等
【え】
■ エタノール
<基剤、冷感、抗菌、溶剤>
アルコールの一種で、アルコール飲料の主成分。エチルアルコール、アルコールスピリットとも呼ばれる。揮発性の無色の液体で、独特の香りがある。
研究・実験から消毒まで様々な用途に使用される。
■ エチルヘキシルグリセリン
<保湿剤、防腐剤、消臭剤>
グリセリンの誘導体。グリセリンと同様の保湿効果がある。抗菌・消臭作用があるため、防腐剤を減らすためにも使われる。皮膚を刺激しないため、敏感肌用の化粧品にも使用される。
■ エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
<キレート剤>
エデト酸(EDTA)の二ナトリウム塩。微量の金属による品質劣化を防ぐ防腐剤や、金属イオンを捕捉・除去する金属除去剤として使用される。
石鹸やローションの透明化にも使用される。
■ エデト酸二ナトリウム
<キレート剤>
エデト酸(EDTA)の二ナトリウム塩。エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムとも呼ばれる。カルシウム、マグネシウム、鉄、銅などの金属イオンの働きを抑制し、製品の酸化や変色を防ぐ。
■ 塩化K
<増粘、安定化>
塩化カリウム。無色または白色の結晶または結晶性の粉末。苦味のある塩味で、塩化ナトリウムの代用として多くの減塩食品に使用されている。食品だけでなく、医薬品や工業製品にも広く使用されている。
■ 塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースクロリド
<帯電防止、エアコンディショニング>
カチオン(陽イオン界面)界面活性剤。ポリクオタニウム-10とも呼ばれる。毛髪や皮膚の表面に薄い皮膜を形成し、外部からのダメージを防ぐ。
帯電防止作用やコンディショニング作用があり、髪にハリやコシを与えるため、ヘアケア製品に使用される。
■ 塩化アルキルトリメチルアンモニウム
<帯電防止>
カチオン界面活性剤。化粧品表示名は塩化ベヘントリモニウムクロリド。静電気の発生を防ぎ、毛髪を保護するため、ヘアコンディショナーやヘアトリートメント製品に使用される。
■ 塩化カルシウム
<硬度調整剤>
カルシウムと塩素の化合物。海や山など自然界に存在する物質で、比較的安全性が認められている。
ミネラル成分の一つであり、肌の引き締め効果や化粧品の硬度調整効果を期待してスキンケア化粧品に使用されている。
■ 塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体溶液
<帯電防止、泡質改善>
水溶性カチオンポリマー。皮膚や毛髪の表面に付着し、薄い皮膜を形成して保護する。毛髪のきしみ防止や泡立ちを良くするため、シャンプーやリンスに使用される。
■ 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム
<帯電防止、殺菌>
カチオン界面活性剤。毛髪の帯電防止や保護作用があるため、ヘアコンディショナーやトリートメントに使用される。
■ 塩化ナトリウム
<増粘、安定化>
塩素とナトリウムの化合物。一般に販売されている「塩」は、99%以上に精製された塩化ナトリウムである。体液の浸透圧を調整して体液を正常な状態に保ち、神経や筋肉の働きを調整する。