【せ、そ】から始まる美容成分を見やすく簡潔にご紹介 - セラミド、ソルビン酸等
【せ】
■ セイヨウヤブイチゴ果実エキス
<抗炎症作用、抗酸化作用>
ブラックベリーの果実から抽出したエキスです。
ビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化物質が豊富で、皮膚の炎症や腫れを緩和します。整肌成分としてスキンケア化粧品に配合されています。
■ セージエキス
<抗炎症作用、抗菌作用、抗酸化作用、収れん作用、血行促進作用、抗シワ作用、消臭作用>
セージから抽出したエキス。セージはシソ科の多年草で、ヨーロッパでは古くから薬草として用いられてきた。抗菌作用、収れん作用、鎮静作用、血液促進作用がある。スキンケア化粧品、口中清涼剤、入浴剤などに使用されている。
■ セタノール
<基材、乳化、テクスチャー調整>
鯨ロウや鯨油を加水分解して得られる分留アルコール。光沢のある白色のワックス状の固体で、クリームや乳液に添加すると安定性が向上する。皮膚へのエモリエント効果に加え、クリームに白さと光沢を与える。
■ セラミド1
<保湿>
細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質の結合を強化し、外部刺激に対するバリア機能を高める。肌の弾力性や細胞間の結合力を高め、エイジングケアや乾燥肌用のスキンケア製品に配合されている。
■ セラミド2
<保湿>
皮膚や毛髪に存在するセラミドと同じ構造を持つ。セラミドの中でも保水機能をサポートする役割が認められている。保湿成分や肌荒れ防止成分としてスキンケア製品に配合されている。
■ セラミド3
<保湿>
皮膚に存在するセラミドと同じ構造を持つセラミド成分で、保湿効果やバリア機能回復効果に優れています。肌のバリア機能を高め、うるおいを長時間キープ。外的刺激から肌を守り、傷んだ髪を改善する。
■ セラミド6 Ⅱ
<抗シワ>
ターンオーバーのリズムを整え、角質のスムーズなはがれをサポート。
シワを改善し、エイジングケアに適しています。
■ セリン
<保湿、美白>
シルクタンパク質のセリシンに多く含まれる非必須アミノ酸のひとつ。グルコース(ブドウ糖)から生合成され、さらに分解されてグリシンを生成する。保湿効果が高く、肌を柔らかくし、ハリや弾力を与える。
■ セルロースガム
<増粘、安定化、テクスチャー調整>
水溶性セルロース誘導体のひとつ。皮膚刺激やアレルギー反応を起こさない無害な成分です。ローション、乳液、クリームなどの粘度調整、乳化安定化目的で使用されます。
粘度調整や乳化安定化の目的で、ローション、乳液、クリームなどに使用される。化粧品以外にも、食品、洗剤、紙製品、塗料など幅広く使用されています。
■ センブリエキス
<細胞の活性化、血行促進、育毛>
センブリは漢方では当薬(とうやく)と呼ばれる。古くから苦味健胃薬として消化不良や食欲不振に用いられてきた。
皮膚に対しては、皮膚細胞の新陳代謝を改善し、毛髪の成長を促進することが知られている。
【そ】
■ ソルビン酸
<防腐剤>
脂肪酸の一種で、白色の結晶性粉末。防腐、防カビ目的で使用される。化粧品に0.5%まで添加可能。
■ ソルビン酸K
<防腐剤>
ソルビン酸のカリウム塩。白色から淡黄褐色のリン酸塩のような結晶性の粉末で、無臭またはわずかに臭いがある。主に食品や飲料の保存料や防腐剤として使用され、化粧品添加物としての使用は減少傾向にある。