【た〜て】から始まる美容成分を見やすく簡潔にご紹介 - チロシン、ツボクサエキス等
【た】
■ 大豆タンパク加水分解物 (2)
<保湿剤、安定剤>
食品用脱脂大豆を水に分散させ、水酸化ナトリウムでpHを調整し、タンパク質分解酵素トリプシンを加えて加水分解する。分解後、濾液を濃縮・冷却し、塩酸を加える。保湿剤、乳化安定剤として化粧品に使用される。
■ タウリン
<保湿剤>
タンパク質が分解される過程で生成されるアミノ酸の一種。イカ、タコ、貝類などに多く含まれ、人体にも広く分布している。保湿力に優れ、外部刺激から肌を守るバリア機能を高める働きがある。
■ 炭酸水素ナトリウム
<pH調整>
パンや焼き菓子作りの膨張剤として使用される炭酸水素ナトリウムは、pH調整剤としても使用され、軟水効果がある。最近では、肌の新陳代謝を高める炭酸パックにも使われている。
【ち】
■ チアミンHCL
<皮膚コンディショニング剤>
チアミンの塩酸塩。チアミンは穀物の胚芽や緑黄色野菜に含まれる水溶性ビタミンで、エネルギー代謝に不可欠な補酵素です。ビタミンB1とも呼ばれる。ビタミンB1欠乏症の予防と治療、皮膚コンディショニング剤として使用される。
■ チアミン二リン酸塩
<皮膚コンディショニング剤>
チアミンに2つのリン酸が結合したもの。チアミンはビタミンB1としても知られ、糖のエネルギー代謝に関与する水溶性ビタミンである。
化粧品ではスキンコンディショニング剤として使用される。
■ チオクト酸
<抗シワ>
リポ酸とも呼ばれるビタミン様物質。糖からエネルギーを生産する過程で酵素を助ける役割を果たす。疲労時の栄養補給に用いられる。紫外線によるダメージを軽減し、シワやシミを改善する効果もある。
■ チミン
<皮膚コンディショニング剤>
デオキシリボ核酸(DNA)を構成するピリミジン塩基のひとつで、DNA中の隣り合うチミンが紫外線(254nm)を浴びると、科学的に結合して二量体(チミン二量体)を形成し、DNAの損傷を引き起こす。
■ チロシン
<保湿>
タンパク質を構成するアミノ酸の一種。副腎髄質のアドレナリンやシミの原因となるメラニンの原料となる。バセドウ病の治療薬として用いられる。化粧品では滋養強壮剤として使われる。
【つ】
■ ツボクサエキス(CICA)
<アンチエイジング、抗炎症、細胞活性化、美白>
セリ科の多年草ツボクサから抽出した保湿成分。インドのアーユルヴェーダで用いられる薬草のひとつ。皮膚細胞の再生を促進し、細胞や組織の結合を高める。
細胞や組織の結合を高める。また、抗酸化作用や抗炎症作用もあり、あらゆるスキンケア化粧品に使用されている。最近ではCICA(シカ)という呼び名で有名。
【て】
■ デオキシコール酸ナトリウム
<皮膚コンディショニング剤>
胆汁に含まれる胆汁酸の一種であるデオキシコール酸のナトリウム塩。陰イオン界面活性剤に分類される。皮膚コンディショニング剤として化粧品に配合される。
■ テオフィリン
<皮膚コンディショニング剤>
茶葉から発見されたキサンチン誘導体。肌を引き締め、ハリを与える効果が期待される。スキンケア化粧品やボディケア製品に使用される。