【ら、り】から始まる美容成分を見やすく簡潔にご紹介 - ラウレス-7、リン酸K等
〈ら〉
■ ラウレス-7
<乳化>
ヤシ油由来のラウリルアルコールにエチレンオキサイドを付加して得られる非イオン界面活性剤。乳化性に優れ、酸、アルカリ、加水分解の影響を受けにくく、安定性が高い。乳化剤、湿潤剤、洗浄剤、可溶化剤として広く使用されている。
■ ラウロイルグルタミン酸ジ
(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル
<エモリエント剤、感触改良剤、安定剤>
グルタミン酸、ラウリン酸、高級アルコール、植物ステロールからなるエモリエント剤。皮膚上でセラミド様機能を発揮し、肌荒れを改善することが確認されている。また、傷んだ髪の強度を回復させる働きもある。
■ ラウロイル乳酸Na
<乳化>
アミノ酸の一種である乳酸とヤシ油由来のラウリン酸から作られる陰イオン界面活性剤。皮膚刺激の少ない安全な乳化剤として、各種化粧品に広く使用されている。
■ ラウロイルラクチレートNa
<乳化>
アミノ酸の一種である乳酸とラウリン酸から誘導される陰イオン界面活性剤。ラウロイル乳酸ナトリウムとも呼ばれる。皮膚刺激の少ない乳化剤として、スキンケア化粧品、ハンドケア製品、シャンプー、洗顔料などに使用される。
■ ラズベリーケトン
<香料>
ケトン体を多く含むバラ科のキイチゴから抽出した香料成分を精製したエキス。化粧品の香料として使用される。
〈り〉
■ リシン
<保湿剤、美白>
タンパク質を構成するアミノ酸のひとつ。リジンとも呼ばれる。天然保湿因子(NMF)の主成分のひとつ。
皮膚や髪のコンディショニング剤として使用される。
■ リジンHCL
<保湿剤、美白>
リジンの塩酸塩。天然リジンとほぼ同じ構造を持ち、天然保湿因子(NMF)を豊富に含む。肌荒れやひび割れに効果的。スキンコンディショナーや保湿剤として化粧品に配合される。
■ リボフラビン
<皮膚コンディショニング剤>
ビタミンB2とも呼ばれる。不足すると口内炎や口唇炎を引き起こすことがある。顔や陰部に脂漏性湿疹が出ることがある。ビタミンB2欠乏症の予防と治療に使用される。健康な皮膚を維持するために化粧品にも広く使用されている。
■ リボフラビンリン酸ナトリウム
<保湿剤、皮膚コンディショニング剤>
リボフラビンをリン酸化して得られるリン酸リボフラビンを、水酸化ナトリウムまたは炭酸ナトリウムで中和したもの。吸湿性が高く、光により分解する。
皮膚コンディショニング剤や保湿剤として化粧品に使用される。
■ 硫酸Mg
<保湿、血行促進、とろみ>
硫酸のマグネシウム塩。エプソムソルトとも呼ばれる。保温効果があり、体を内側から温め、血行を促進する。入浴剤の有効成分として使用される。
入浴剤の有効成分として使用されるほか、洗浄剤の増粘剤としてシャンプーやボディソープにも使用される。
■ リン酸K(アスコルビル/トコフェリル)
<酸化防止剤>
ビタミンC(アスコルビン酸)とビタミンE(トコフェロール)をリン酸結合させて得られるビタミン誘導体です。優れた抗酸化作用を有し、紫外線による酸化ダメージから皮膚を保護します。皮膚保護成分として機能性化粧品に広く使用されています。
■ リン酸アスコルビル3N
<美白>
ビタミンC(アスコルビン酸)のナトリウム塩にリン酸を加えたもの。メラニン色素の沈着を抑制し、コラーゲンの生成を促進する。
美白化粧品やスキンケア製品に使用される。
■ リン酸アスコルビルMg
<美白、抗炎症、アンチエイジング>
不安定なビタミンCを安定化させ、皮膚に吸収されやすくするリン酸型ビタミンC誘導体。生体内でビタミンCとして機能し、美白、コラーゲン産生促進、過酸化脂質抑制などの目的で美白化粧品に配合される。
■ リン酸二水素ナトリウム二水和物
<緩衝作用、pH調整>
ナトリウムとリン酸を結合させて得られる成分。リン酸一ナトリウム二水和物とも呼ばれる。緩衝能が高く、pH調整剤として使用される。
化粧品、医薬品、食品などに使用される。